Tattoo Jam2日目からは一般公開。
夏のコンベンションの最初を飾るかの様に、各国から多くのアーティストが参加し、それに呼応するかの様多くの来場者に恵まれました。
写真左上:オーガナイザーでイギリスのタトゥー雑誌Skin Deepの編集長でもあるNiel氏。
左下:アート・カウ・フュージョン
日本からも多くのアーティストが参加しました。
順不同でご紹介します。
あかつき氏,
RED BUNNY TATTOO(東京)
彫月氏,
RED BUNNY TATTOO(東京)
SO氏,彫浄一門(大分)
彫妙氏,
13 PROJECT(埼玉)
彫られているのは彫蓮氏,
LOTUS co. ltd(埼玉)
ATSUSHI氏,
TAG TATTOO(東京)
SABADO氏,
ECCENTRIC SUPER TATTOO(名古屋)
SABADO氏当日の作品
前回ご紹介した
DanGold氏、
Jo Harrison氏を始めLA Inkの
Hannah Aitchison氏などTV番組に参加する数多くのアーティストがコンベンションを盛り上げていました。
中でも特徴的だったのはフェイシャル・タトゥー。
年々増えているとはいえまだまだ重大な決断のいる部位ですが、
「顔にタトゥーがあるぜ!」という主張と言うよりは、
体の部分として、いかに美しく装飾するかという意識が強くなってきている様に感じます。
by Lal Hardy氏,
New Wave Tattoo
by
Xed LeHead
卍(まんじ)型の連続模様の紗綾型文様。
男性にはトライバルやラインワーク、女性には星やワンポイントが人気の様です。
さて、勢い熱く、次回は作品のご紹介です。
Tattoo Jam
さて、夏のコンベンションツアー2009の幕開けです!
まずは8月第一週のレポートです。
昨年はウェールズで開催された
Tattoo Jamが、今年は地理的にイギリスのど真ん中にあたるドンカスターの競馬場に移動しました。歴史的に古く、重要なレースがたびたび行われるという会場は緑輝くフィールドはもちろん、建物の広さも圧巻。
250あまりのアーティストとサプライヤーの参加という規模にも関わらず、来場者がゆっくりと観て回ることができる余裕がありました。
初日の金曜日は、内部公開のみで、至る所でセミナーが開かれました。
内容は例えばマシンのサプレイヤーのデモンストレーションだったり、写実的絵画の描き方、各アーティストがどのように資料を集め、どのようなマシンを使っているかなど具体的で、刺激を受け知識を得る良い機会と言う事で、多くのアーティストが参加していました。
夜は、交流と言う名のパーティー。
コスプレ品評会では、プレゼンターのみでなくアーティスト達もコスプレ!
ディスカバリーチャンネルのTVシリーズ
London InkでおなじみのDan Gold氏のドラァグ姿(右上)や、Jo Harrison氏のStar wars(左上)を抑えて、ジョッキーコスプレが納得の1位に輝きました。(下画像)
次回の更新は若干早めにできると思います。
コンベンション内容、お楽しみに!
Tattoo Jam
お待たせしました!
アンビシャスに溢れたこのコンベンションの作品を
ご紹介します。
by Daveee,
Kult tattoo (Poland)
Best of Black and Grey Big 3位(左)
by Anabi,
Anabi Tattoo (Poland)
by Jarek,
TatStudio (Poland)
by Junior,
JUNIORINK (Poland)
by Tofi,
Ink Ognito (Poland)
by Prykas,
Prykas Tattoo (Poland)
by Goshka,
Evil from the Needle (UK)
Best of Black and Grey1位
by Sid Siamese,
Siamese 1 Tattoo (Sweden)
Best of Day 1位
by Volka,
Buena Vista Tattoo Club (Germany)
最新のTattoo Burstにて特集されています!
ブラック&グレーの作品が多かったものの、外へ外へ、もっともっとという思いがひしひしと感じる作品にはクオリティの高さと、意外性をピリリと感じさせるものが多かった様に見受けられました。
まさに意外性?!
お尻へのコラボレーション作品!!
(作品左)by Tofi,
Ink Ognito (Poland)
(作品右)by Junior,
JUNIORINK (Poland)
Tattoo Fest Krakow
次回は、日本人アーティストも参加!イギリスTattoo Jamのレポートです。
様々なコンベンションの企画の中でももっとも特徴的だった
『Tattoo Battle』のレポートです。
一般的に、その日に仕上げられた作品を競い合う[Best of Day]と
大きく違うのは制限時間がある点と、
二人のアーティストによる作品と言う点です。
事前に希望者の中から選ばれたラッキーなお客様と、2人のアーティストがその場でデザインを決めてコラボレーション。
予約の難しいアーティストに、コラボという形で彫られる機会は滅多にあるものではありません。
一堂に会して、作品が生まれていく瞬間は圧巻でした。
両足にバランスよく彫るチームや、合作を彫り上げるチームなどそれぞれ。
スタイル、国境を越えて出来上がった作品からは、
それぞれのアーティストの持ち味を生かしながらも、
デザインやサイズなどのバランスが絶妙にとられています。
以前ご紹介した
ルーマニアのコンベンションの主催者Ovidiu(左)も
Hamdy(右)とともに参加。
対各チームのバトル、対アーティストのバトル。
どちらともとれるこのTattoo Battleは、終了後、
アートワークのみならず
それぞれのアーティストに交流の機会をもたらし、
アーティスト同士、コンベンション自身の雰囲気を
さらに暖かいものにしていました。
次回は、アートワークのご紹介をしていきます!
Tattoo Fest Krakow
さて、若干遅くなりましたが、美人が多い事で知られるの国、
ポーランドでのコンベンションのレポートです!
第二次世界大戦で分裂していたこの国は、復活後も中央ヨーロッパに
位置しながらソビエト連邦の強い影響下に置かれ、社会主義国として
冷戦に巻き込まれました。
また一方で、1990年までドイツとの領土問題も残り、
EUへ加盟したのは2004年でした。
ドイツ、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、
ロシアと国境を接しているこの国の若者は、刺激を受ける事だけに
収まらず、それをバネとし先進国に続きたいという力でみなぎっています。
そんなエネルギーは、タトゥー界でも熱く、出会うアーティストは皆自身や
ワークへの思いをまっすぐ真剣に語る事を厭わない人ばかりでした。
ポーランド・クラクフの町で行われた、4回目となるTattoofestは、同名の雑誌も発刊しているタトゥーショップ「Tattoo Fest」による主催です。
数名のアーティストを抱え、ゲストスポットも持ちながら、雑誌の発刊、
オリジナルグッズの販売、そしてまたコンベンションの主催を手がけるオーガナイザー一員は、まさにポーランド熱の象徴とも言えるパワーの持ち主なのかもしれません。
オーガナイズのボス、プロモーターのRadek(右)と、Alexandria(左)
そんな彼らのオーガナイズは、プロフェッショナルと呼ぶにふさわしく、
ゆとりある会場に、十分な広さのブースが用意され、ステージ上も様々な
イベントで常に盛り上がりました。
そして、コンベンション自身を盛り上げていたのは他でもない来場者。
なんと言っても、美人が多かったのです!
加えて、ナイスバディの多い事、レポーターさな自身もドキドキしてしまったほどです。
次回はコンベンションのメインイベントであったTattoo Battleをお伝えします!
タトゥーアーティストのCarlos Canal氏(左)とPavel Angel氏(右)
Tattoo Fest Krakow